年頭にあたって

みなさん、新年あけましておめでとうございます。

この時期としては穏やかなお天気の中、令和６年の幕開けを迎えましたが、元旦午後４時１０分に発生した令和６年能登半島地震で正月気分は一転、余震に警戒しながら職員の安否確認・ＪＡ施設の被害状況把握と対応で緊張の三が日となりました。

幸い人的被害はなく、ＪＡ施設においても大きな被害はありませんでしたが、コメ倉庫では積み上げられたコメのはい崩れや傾き、破袋が確認され出庫を停止しなければならない倉庫が数多くありました。

また、ＪＡの建物更生共済契約者さんから１月９日現在で１０００件以上の被害相談（査定申請）が届いております。現在、共済連県本部からの応援を頂き現地調査を開始したところでございます。今しばらくお待ちください。

余震も次第に震源が佐渡（新潟県）に近づいているようで心配しておりましたが、案の定９日の夕刻、佐渡沖を震源とする震度５弱の地震がありました。退勤途中の車の中で緊急地震速報のアラームが鳴り、前後の車とともにハザードを点けて左端に停車し揺れに備えましたが、暗い時間帯であったことから本当に怖い思いをしました。

昨年の猛暑・渇水に元旦からの地震と、我々は自然災害と隣り合わせの時代に生きていることを改めて実感したところです。備えと非常時における冷静な判断行動を心がけて参ります。

　果たして今年はどんな一年になるのだろう・・・今は大きな不安に包まれていますが、一縷の期待を胸に令和６年も前進して参ります。

今も行方不明者の捜索が続けられておりますが、お亡くなりになられた大勢の方々には心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、県内も含めて被害にあわれた方々には心からお見舞いを申し上げるところでございます。

全国各地からの救援隊が現地に向かう車列を見掛けますが、自分の出来る支援を考え協力して参ります。頑張ってください！

令和　６年　１月　１１日

ＪＡえちご中越

経営管理委員会　会長　𠮷田　文彦