年末雑感

　令和６年も師走を迎えました。

　広報誌の年頭のあいさつ文を頼まれ、振り返ってみれば「あんなこともあった」「こんなこともあった」と思い出しながら、紙面の制限もあって纏まりの無いあいさつ文を提出したところです。（笑）

　最近物忘れの多くなった私のかすかな記憶でしかありませんが、今年の秋は収穫時期を含めて雨模様の日が多かったように思います。

　品質収量にも影響が出ましたが秋晴れが続かず、特に土日に晴れる日が少なかったように思います。倒伏した稲は晴れが続かないとなかなか刈ることが出来ず、いつまでも放置されている光景をあちこちで見掛けました。

　我が家の庭の片づけや冬囲いも遅れにおくれ、先日何とか帳尻を合わせたような始末です。令和５年のような極端な猛暑にはなりませんでしたが、雨の日が続いた今秋も何かしら違った影響を残した・・・そんな令和６年でありました。

　私事ですが、先月孫娘の七五三に招かれ、車で上京する機会がありました。

　三国峠で初冠雪があった後だったため、早めに冬用タイヤに交換して出掛けましたが、トンネルを超えた関東平野は汗がにじむようなお天気で「表日本裏日本」という最近あまり聞かなくなった言葉が脳裏をかすめました。

　新幹線に飛び乗れば2時間を切って行き来出来る東京ですが、お天気だけは（特に冬）その距離を強く感じる現実があります。

　これから雪の季節を迎える裏日本に対して、表日本は乾燥注意報が出るほどお天気が続くようになります。１２月に入っても無降雨が続いていると報道がありました。

　鈍色（にびいろ）の空を眺めながら遠い春に思いを馳せる・・・そんな冬がやって来ます。

　ご自愛ください。

令和６年　１２月　１７日

ＪＡえちご中越

経営管理委員会　会長

𠮷田　文彦